万博の大混雑が幻だったかのような、夢洲駅
Osaka IR Reviewでは、2026年3月現在の夢洲駅周辺の現地取材を試みた。
大阪の中心部に位置する大阪メトロ本町駅から20分で夢洲駅に到着。
道路事情にもよるが、タクシーでもおそらく高速道路経由ならば、同程度の所要時間で到着できるだろう。
まず印象的だったのが、あまりにも閑散とした夢洲駅の現状だ。
住宅も商業施設もないこの埋め立て地において、工事関係者以外に乗降する人がいないため、もちろんそれは当然だ。
しかし、あの大阪・関西万博開催期間中の大混雑しか知らない状態でこれを見ると、そのギャップに不思議な感覚に陥る。

大阪市内とは思えないほど、人の気配が全くないホーム。異世界に迷い込んだかのようである。



万博開催時は、駅出入り口やホールが人で常に埋め尽くされていたが、撮影時にすれ違ったのはわずか数人。
コンコースに設置されている印象的な巨大LEDビジョンは、誰に向かってアピールしているのか分からない状態だ。
万博に訪れたことがある方は、この様子に違和感やもの悲しさすら覚えるかもしれない。
厳重なゾーニングと巨大クレーン
駅を出て目に飛び込んでくるのは、関係者以外が通行できないよう厳重にゾーニングされたフェンスと、そのはるか向こうで解体中の大屋根リングだ。


巨大クレーンは、そのおびただしい数と大きさに荘厳さも感じさせるほど。

夢洲駅を出たものの、周辺は入念にフェンスで仕切られており、万博のエントランスがあった場所にもまったく近づけない。

フェンスの向こうには工事関係者用のプレハブが多数立ち並んでおり、あらためて工事規模の大きさを感じる。
夕刻だったせいか、これだけの関係者が収容できる施設にもかかわらず、人影はまばらであった。
万博という巨大イベントが去った後の夢洲は、今まさに次のステージへの静かな助走期にある。
2030年の開業まで、Osaka IR Reviewでは過渡期の情報を収集し、積み重ねていきたい。
